【経営のプチ勘所vol.27:第50回小売業調査】

1967年に始まった日経MJの小売業調査が半世紀を経て‥第50回目の結果が昨日28日(水)記事にて発表されました。今月の勘所は本記事を概観してみました。
第1面のトップ記事&挿絵写真は広島のLECT!通常のSCでは5割を占めるアパレル比率を3割に下げる「衣食住」ならぬ「知食住」のコンセプトが紹介されてます。
今回の調査では、小売り・消費再編 の半世紀と題して‥百貨店(大丸・三越etc.)→大型スーパー(ダイエー・イオンetc.)→専門店(コンビニ・ユニクロ・ニトリetc.)→インターネット通販(アマゾンetc.)への業態盛衰を消費者のライフスタイルの変化 と共に分析。
デフレ進行も相俟って長きにわたり小売業を席巻して来たGMSも曲がり角…ライフスタイルの変化に対応できないお店の淘汰・閉鎖が相次ぐ今日、首位のイオンは有望なGG時代(グランドジェネレーション:55才以上のシニア層)に対応するべくスクラップ&ビルドを進めているとのこと。また、行政も買い物難民対策で「買い物バス」を走らせるで協調するなど、これらの「イオンスタイル」冠名の店舗に生まれ変わりつつある様子が紹介されています。
私はLECT開店前夜のプレ・オープン時に、最初の雑感としてネットショッピング(クリック仮想店舗)との差別化が中途半端との手厳しい寸評を発信させて頂きました(4月28日vol.25)。その後も、地元西区民でもあるので仕事の合間に何度も足を運ばせて頂いております。
広島の地元イズミが中心となって打ち出した新業態LECT が、果たして小売業の再活性モデルになり得るのか…。全国的に注目されるリアル店舗(モルタル)だけに、今後も地元の消費者目線 で定点観測してみたいと思います。