経済産業省後援の「中小企業ＩＴ経営力大賞2013」において、顧問先の広島ガス高田販売㈱がＩＴ経営実践認定企業に選定され支援専門家として私もＩＴコーディネータ協会からクリスタルテイストの立派な表彰盾を頂きました。
同社の立地する安芸高田市は、中国山地のど真ん中で過疎高齢化が進行するマーケットにありながらプロパンガス業法の制約から営業エリア拡大も難しく、更に近年はオール電化の波も加わって先行きジリ貧が予想されてました。外部環境の逆境を打開する経営戦略として、お客様の暮らしと密着した複合サービス展開…所謂”業種”から”業態”への脱却を目指しました。今日では、住宅・不動産、家電、ｸﾘｰﾝ＆ｾｷｭﾘﾃｨ、中食宅配など生涯顧客化による食住生活の囲い込みで業績を伸ばしています。
こうした戦略転換の過程でネックとなったのが旧態依然とした外部ベンダー依存の電算システム（オフコン）でした。①新規新サービス開発スピードとのミスマッチ・コスト増、②何より顧客密着の基盤としての情報管理の充実強化などＩＴ課題は山積。そこで社内ＳＥの養成や基幹システムのＰＣシステムへの移行を図り、財務会計・顧客管理・各種提供サービスの全体最適連携化を実現しました。当社では”バックヤードの効率化”と”フロント業務の非効率化（お客様接点時間の強化）”を標榜して情報化武装を更に進化させており、現在は全社員が外交活動の中でモバイル端末を駆使して一層のレベルアップを実現しています。
