今朝のNHKニュースで、投資(再生)ファンドが企業再建に貢献しているという取材ネタが放送されました。事例企業は今噂の「たち吉」など有名処の“派手”な案件。
実は私も現在、ファンドが出口を見つけられないで難儀している“地味”な地方の中小企業の再生計画策定を水面下で請け負っています(かなりの労力が必要なので年に1~2件しかお引き受けしません)。
本来、ファンドは東京・大阪の大手有名コンサルティングファーム(高額なコンサルフィーで全国一律…プロトタイプの金太郎的な提案)と組んで磐石な計画を設えている筈ですが、実際には一朝一夕に再生可能なケースは決して多くないようです。
こんな紆余曲折を経て、我々地方の個人事務所にも再委託のお鉢が回って来ているんですね。大手コンサルが無理なハイレベルな案件が、私たち地方の中小企業診断士には安いフィーで再委託されるという構造?ネームバリューのない我々地方の診断士にとって、痛し痒しということですが…。
中央偏重の構図は、我々コンサル業界にも存在します。地方の人間(特に広島人は大都市・大企業の権威に弱い…)には東阪神話が蔓延しており、当業界のみならず地方で循環すべき資金が中央に吸い上げられる現実!こうした意識を変えて自立していかなければ、真の地方創生は実現できないのではないでしょうか。
何れにせよ、地方の人間が卑屈にならず…そして腐らず…大手に負けない良い仕事をすること!
地方や会社には千差万別、それぞれの特徴がある訳ですから、そうした点を十分咀嚼して世界に1つだけの最適な商品・サービス・提案を考え抜くことが大切です。これは我々コンサル業界だけでなく、地方企業にとって業種横断的に通用する基本理念。
翻って、自分もご紹介頂いた案件には、頭スッキリの万全体制で全力投球のご支援をさせて頂くのみですね!