1周忌法要にて若き日…半生を想う

父が去年7月に、母が今年1月に逝って、今日は二人の一周忌法要に田舎へ帰省して来ました。
帰り道に母校の向原高校とJR向原駅付近を俯瞰する高台に登り、⚡夕立前の田園風景を?撮影してみました。
最近、この母校は入学者が少なく、学年生徒が50~60名程度(全校170名)で廃校の危機にあると聞いています。その背景には、田舎の二流校的な意識が親世代も子世代にも浸透していて、地元校を見限っているらしいのです。私は思うに…田舎の人間が自ら地元の田舎を諦めているから田舎は益々衰退していく。最近、都会で現役時代を過ごして、リタイア後に田舎に戻るシニア世代の活躍は耳にしますが、問題は田舎に暮らすファミリー世代の若者層‼夢と反骨精神のある大人の活躍を願いたいものです。
当時、私立の進学校にも一応合格してましたが、授業料も高いし、何より広島市内に通うとしたらJR乗車時間だけで片道1時間半なので…と広島の学校への進学を勧める親に遠慮して(実は学校事務の仕事をしていた父が病弱で長期欠勤していたことを子供ながらに斟酌…)、一番近い地元のこの公立高校に通学を決めたのは自分自身。ただ、入ってしまえば普通の田舎校のこと。周りも含めて3年間あんまり勉強するでもなく、部活もそれほど強豪という訳でもなく、何となく楽な方に流された高校生活のツケで大学に入るのに2浪(こんな田舎に篭って宅浪)した。
そんなことを考えながら眺めていると、時が一瞬止まった感じでした。ほどなく夕立⚡が降って来たので山を降りましたが、その後の人生を振り返るにつけ…轢かれたレールがなかった分、人一倍苦労も回り道もして独力で切り開かざるを得なかっただけに、逆に濃い半生を経験させて頂いて悔いはないなぁ…と思える自分を確認できたかな。
とりわけ、大学へ入るまで勉強せず苦労した分、社会に出てからも勉強しなければ駄目という変な自覚が、今の中小企業診断士という稼業の糧になっていることを思うに、むしろ感謝すべき青春期でした。
但し、天の邪鬼体質が身に付いたせいで、大組織に馴染めず若くして折角入った地元の銀行を退職するという無茶もしましたが…。

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