2014年4~5月 商店街補助事業3件申請

 4月に任命された「商店街よろず相談アドバイザー」業務で、受け持ち担当地区の山陰島根県西部(浜田市・江津市・大田市)を奔走。本事業の最大ミッションである補助事業(まちづくり補助金[ハード]、にぎわい補助金[ソフト])の申請支援を行いました。
 先月は所謂第2次先行締切期限の4月30日をターゲットに以下3市3商店街のにぎわい補助申請のサポートを完了。①浜田紺屋町商店街(新がんばる商店街77選にて全国紹介された有名商店街)、②江津万葉の里商店会(今年中の認定を目指す江津市中心市街地活性化計画の有力民間主体の一翼)、③大田町本通り商店会(締切1週間前に着手しながら爆発的なパワーを結集して超短期間で申請完結)、の3箇所ともに全国的に疲弊が進む商店街とは対極のヤル気に満ち溢れたメンバーが前向きな姿勢で参集されており、久し振りに「商店街まだまだ捨てたもんじゃないぞ!」との意を強めることが出来ました。

2014年6~7月 商店街補助事業7件申請

中小企業庁「商店街よろず相談アドバイザー」業務を引き続き遂行中。第3次先行締切期限の6月27日までに、ソフト事業(にぎわい補助)も更に追加で4件サポートしたほか、今回はハード事業(まちづくり補助)も新規3件の申請支援を行いました。この間、当初の受け持ちエリアである山陰島根県西部に加え、盛り上がりに欠ける地元広島市の緊急プロジェクト・リーダー就任を中国経済産業局から要請され、(多忙を顧みず…)地元貢献の一助になればと新たに活動領域を広げて対応させて頂くことにしました。
支援先は次の5団体。①朝日町商店街振興組合(浜田市:ソフト)、②浜田駅前銀天街協同組合(浜田市:ソフト&ハード)、③協同組合グリーンモール(江津市:ソフト&ハード)、④大田町本通り商店会(大田市:ハード)、⑤祇園町商工会(広島市:ソフト)。このうち、④は既に4月にソフト事業申請済の団体で、大田市中心市街地の抱える一大問題である3年前に破綻した共同店舗「さんのあ」の危険建物撤去と再生計画という数億円規模の大掛かりなハード事業での申請エントリーとなりましたが、そのまま放置せざるを得なかったであろう街の大きな課題解決にお役立ちする機会に恵まれたことは有意義でした。こうしたケースは、全国的に昨今進みつつある大型店競争の行き着く先を象徴する先行例として受け止めるべきと警鐘を鳴らしたい。

2014年7月 経営革新認定

今月は春から商店街支援ネタの陰で紹介を控えていた経営革新の支援事例を久々に採り上げます(7月の中小企業経営革新計画認定企業参照:広島県庁経営革新課HP)。今月認定を受けた「藤本表具有限会社」は、明治42年に岡山県井原市で創業後、昭和47年に現在の三原市に移転して親子4人で暖簾を守られている家族経営の老舗企業です。事業内容は日本の伝統産業である掛け軸・額等の表装の修復や制作ということで、高い技術力はあるものの「和」を中心とした需要の構造的な減退下、従来の発注元である仏具店等中間業者の疲弊等から、年々取引の縮小を余儀なくされて来られました。今回の経営革新のテーマ「高い技術力を活かした価格競争力による直接受注体制の再構築とデザイナーと提携した新商品開発」では、家族経営の“強み”を最大限発揮して仕事量を増やしながら高収益体質への転換を企図するもの。社長には4人の息子さんがおられる中、家業技能を担う次男・三男さん以外に、社外で活躍するビルダー(長男)・デザイナー(四男)のオール藤本家パワーの結集が勘所。一人ひとりの息子さんはそれぞれの道のプロであるだけに、親子皆なが助け合って一つの方向に一致団結・協力して事業に臨もうとされている姿勢には微笑ましくも力強いものを感じます。相乗効果の発現可能性は∞(無限大)、今後の活躍を大変楽しみにしています。
なお、今回の支援も中小企業庁「ミラサポ事業」の無料派遣制度(最大3回)を組み合わせてご支援させて頂きました。企業規模の大小に関係なく、ヤル気のある中小企業には広く門戸は開かれています。世の中アベノミクスで一服感がありますが、経営環境が延べて好転という訳には行かない昨今、悩める経営者の皆様「もう…」と諦めず、「まだ…」と気持ちを奮い立たせ頑張って頂きたいものです。

2014年8月 商店街補助事業6件採択

中小企業庁「商店街よろず相談アドバイザー」としての任務の一環としての補助事業の最終申請締切が8月15日で終了。最終回の採択率は4割前後と予想以上に厳しかったのですが、当方で担当したソフト事業(にぎわい補助)2件、ハード事業(まちづくり補助)4件の計6ヶ所の取り組みが受託されました。
ソフト事業の支援先は、①温泉津温泉旅館組合(大田市)、②三瓶商工振興会(大田市)の2ヶ所。これらは昭和期には賑わった島根の観光地ですが、団体旅行の衰退、スキー場の閉鎖に加え、最近開通した高速道「尾道~松江線」の動線から離れているため徐々に地域活力が低下。こうした衰退に歯止めを掛けようと立ち上がった人達と一緒に地域再生計画づくりをお手伝いさせて頂きました。
ハード事業の支援先は、①朝日町商店街振興組合(浜田市:ソフト事業も既採択)、②大田町本通り商店会(大田市:ハード再申請)、③広島シティカード協同組合(広島市中区:中心部商店街の連携組織)、④牛田商店街振興組合(広島市東区)。ハード事業の補助率は3分の2なので3分の1の自己資金負担が必要ですが、これらの先は将来ビジョンを見越して自らこの機会を前向きに捉えて資金投資の意思決定を行われました。今後の活性化に期待したいと思います。

2014年8月 経営革新認定

最近、業種的に多くの相談が寄せられている食品関連の事例を今月は採り上げます(8月の中小企業経営革新計画認定企業:広島県経営革新課HP参照)。「株式会社ワールド物産」は広島市安芸区で30年弱の業歴を持つ「国産にんにく」の卸売業者です。“健康”食材というフォローの風も一面ではあるものの、この間中国を中心とした低価格の海外輸入品も増加し、主力の食品スーパー市場における競合は次第に激化。当社もご多聞に漏れず厳しい価格競争に晒され、特に専門特化した食材を取り扱う当社にとって、事業環境悪化の影響はストレートに売上伸び悩みと利益率低下という事態に直結しました。こうした中、約10年前には苦境打開のために“健康”関連の新ビジネスへの多角化に活路を求めたそうですが、やはり「餅は餅屋」という言葉通り決して思惑通りには帰結せず。今回のご支援は、1年半前に先代創業社長が逝去され、急遽後を託されることとなった娘婿である近本新社長とのご縁で、代替わりを契機に新経営戦略の構築に関与させて頂いたものです。
経営革新のテーマは「食後低臭にんにくの新技術導入と拡販」という本業回帰と延長線上の実効性ある新事業。中間マージンの低下著しい既存の定番商品を主体とする「川中(卸)」からの脱却を図り、拘りの高付加価値商品を開発する「川上(製造)」展開、自社でも売り切る「川下(小売)」展開を併せた垂直的マーケット戦略が骨子。技術的な要素が絡むだけに詳細はお知らせできませんが、生産面では高品質のみならず時短・ロス削減等も同時実現する画期的な低臭加工技術の研究導入に成功の可能性を大いに期待するものです。経営革新と言えば何でも“新事業”と捉えリスク覚悟の大勝負のように勘違いする向きがありますが、ビジネスとしての成果をしっかりと見据えた方向性を描くことの大切さを自覚させてくれる好事例と言えるでしょう。

2014年9月 経営革新認定

 今月は業歴32年の和装品販売業(卸・小売)、広島市の㈱大樹の経営革新事例を紹介します。当社は広島で創業後、京都にも進出するなど順調に業容を拡大していたが、バブル崩壊後のデフレ進行と和服業界の不振を受け、販売先小売業者の淘汰など業容拡大の基盤を成してきた卸売業態での行き詰まりを経験。10年前から利益重視の経営を目指して、小売業態への重心シフトを展開。今回の経営革新はその進化系として、自社オリジナルの「遊」ブランド商品を確立するもの。
 自社ブランドを樹立するということは“言うは易し行うは難し”ですが、当社は社長の人的パイプを活かして複数の外部専門家・専門メーカー等(江戸小紋・友禅等の作家、伝統工芸士、各種職人)とタイアップしてOEM商品として製造直売の仕組みを形成。眠っているヒト・モノ・ノウハウの経営資源を掘り起こして、新たに他者とWin₋Winの関係づくりでお互いのカネ資源の最大化を図るという発想(自社だけで問題解決できなくてもOK!)は、業歴の長い中小企業の皆様にも、是非参考にして頂きたいものです。

2015年第1回合宿研修(1/28~29)

今年1回目の合宿研修です。冬開催は初めてですが、雪もなく道路事情がOKなのでやることになりました。今回は3社、同一業種の同時エントリー不可、当方事前認定済みに限定された非公開合宿です。
(※研修メニュー詳細は経営考房HP参照:http://kacoubou.com/)
なお、会場は写真の「梟雄庵 (合宿所)」が生命線の山水引き込みルート(約500m)のどこかで破損(ここは電気・ガスも無し)、依然使えない状態のため今回も「湖稜庵(研修所:全て有り)」での開催です。
2日目は超濃い日程です。朝、早起きしてウォーキング、それから朝食後は本格的運動メニュー。普通は10㎞ジョギングですが、冬場初開催なので皆さんの意向を採り入れて近所の八幡高原191スキー場へ。今日は「9」のつく特別dayなので、なんとリフト代が1,000円です(写真はゲレンデから臥龍山)。午前中、スキー、スノボ(私は今シーズンからスノボデビューなので、厳しい冷え込みでアイスバーン化した雪面に大苦戦…)を存分に楽しみ、昼食後、湖稜庵に戻り計画作りの材料出しが終わったところです。
これから夕食、お風呂の後は各自計画骨子が出来るまで眠れないという“地獄”の時間がまだまだ続きます。

2夜連続の徹夜

10日振りにFacebook画面にアクセスしました。この間、電子機器の画面を見るのもウンザリな.超‥超…超∴苛酷な日々が続き、昨夜はとうとう2夜連続の徹夜…土曜深夜の熊本阿蘇地震から、今に至る約65時間一睡もしてません(´-﹏-`;)
そんな中、今日の日中は流石に思考回路がショート気味。お昼御飯に入った餃子の王将ではメニューが中々決められず、結局、エビチリも酢豚も棒々鶏も拉麺も食べたくなってスペシャルセット(1,080円)を頼み‥胃もたれ気味で後悔(´×ω×`)
そんな一日ではありましたが、〆切の報告書を無事提出し、あとの2件の訪問面談も勢いで片付けて先程帰宅。久々にゆったり気分で夕方の?犬散歩に出掛けてます。
今夜は桜?の入浴剤たっぷり風呂?に浸かって‥早寝します!

2週連続週末徹夜…GW補助金審査に協力

2週連続の週末徹夜を経て、昨日は数ヶ月の懸案だった2大案件が決着。①午前中は企業再建絡みのバンクミーティング、②午後からは県・市依頼の特命案件の報告説明会、③その他協議3件の計5案件で、声がかれる程喋りまくり…沢山名刺交換をした刺激的な一日でした。
市内をぐるぐる周る途中で、長年委員を務めさせて頂いている水辺のオ−プンカフェの京橋川対岸地区の新店舗が、5月1日の開店に向けて準備作業を進めておられました。ゆっくり川辺で新緑を眺めるユトリが恋しい今日この頃です(。-_-。)
未だあと2つ‥前年度からの大型案件を抱えてますが、肩の荷が半分おりて久々に爽やかな朝を迎えております。
しかしながら…?朝日を浴びて玄関脇の書棚の前に積み上がっている段ボール3箱(96件:4,000円/件…微妙な報酬です)は、一昨日届いた「ものづくり補助金」の審査案件。“断れない”仕事の一つとして年に1回位協力しようとお引き受けしてる下請業務ですが、審査期限はGW明けの5月9日(⊙.⊙)…つまり“お休みなしのGW”を過ごさなければなりません。
私は補助金頼りの経営を邪道として申請書代書のご依頼はお断りする主義なので、このストレスを“厳しい”審査で解消したいと思います(^_-)-☆

3年振りの竹原新規

今月3件目の新規先は3年振りの竹原。
最近、平日あちこち訪問続きで、週末何とか帳尻合わせのPC作業で追いつく綱渡りの連続(´-﹏-`;)
正直少し休みたいところですが、営業をしない主義の生意気な自分が、18年間やって来られたのもこうした紹介・依頼あってのこと…今日もお断りすることなく初訪問してきました。
写真は心身の疲れを癒やすべく立ち寄った好きなスポット、①長浜のエデンの海(小高い丘からの景色が良)、②忠海港(?ウサギの大久野島へ渡る港)に立ち寄り、缶コーヒーで一時の休息をとりました。
明日はまた、北へ向かいます…。