【経営のプチ勘所vol.7 三才】
夏山登山に備えてのトレーニングも完結期、今日は芸北高原で国道191号(あじさいロード)から聖湖を一周する耐久2時間(20㎞弱)ジョギングを行いました。
春には10㎞超の長距離になると、膝を痛めてペースダウンを余儀なくされてましたが、漸く体力もアップしたようで、しんどいながら痛みは無し…何時でも遠征出来る状態に仕上がりました(o^-‘)b !
さて、他の写真は聖湖樽床ダム岸にある記念碑「三才:天恩・地恩・人恩」です。
三才とは宇宙に存在する万物、則ち天地人のことで、孟子曰く「天の時、地の利、人の和」あらば戦略は成功すると言われています。
孟子を更に読み解けば、天地人を通ずる道が道徳であり、天地の正道こそ人間の仁徳になるとされています。
彼のP.F.ドラッカーが孔孟思想に影響を受けて、経営者に必須の条件は「高潔な品性」であると謳っています。見渡せばこんな聖人社長はそう多くはおられませんが、私は凡人は凡人なりに三才を意識して、品性を磨く不断の努力を続けることにこそ意義があると思います。
7月 2015のアーカイブ
【vol.6:目利き~銀行の事業性評価~】
【経営のプチ勘所vol.6 目利き】
昨日から某銀行の「目利き能力養成研修」後半2日間が始まり、山の上の研修所に来ております。
ここで言う「目利き」とは、監督官庁の金融庁が地域金融機関に要請している能力のこと。私も元銀行員だったので理解出来るのですが、日常業務では中々身に付かない謂わば“永遠の課題”です。
昨日は会社訪問して中間の仮説ネゴ、夜も23時までみっちり協議し、今日は最終5日目なので夕方までに提案書にまとめる作業が佳境を迎えています。
この研修は去年スタートして、今回は第3期生のメンバー18名が頑張っています。
彼らは受講後、法人融資中核店(約100店に各1名配置)で“目利き”行員として期待される面々。更に今秋からは、彼らの中から厳選して30名の融資マイスターをつくるんだそうで、全国的にも最先端の“目利き”養成研修として注目されています。
研修では6人チームで助け合いながら、生の取引先中小企業を題材に、全く答えのない中から思考方法の徹底トレーニングにより、個別事情に最も合った業績アップの方策を考えてくれています。
今回も皆なでやれば出来る…というレベルまで育ちました。後は独り立ち…日常実務の中で高い意識を保持し続け、経験を蓄積して取引先の役に立つ“目利き”行員として活躍を期待したいものです。