【経営のプチ勘所vol.44:因果関係~対症療法のワナ~】

最近、物忘れが激しい(;_;)/~~~
6月末に持病の“ぎっくり腰”を再発し、漸く元通り走れる程度に回復したかと思った矢先…今度は先月末頃から左肘痛のため重いモノが持ちあげられない事態に陥っている。
自分的には西日本豪雨災害の土砂掻き出しボランティアに行きたくても行けない忸怩たる思いから脱却できるか…と思った矢先の腕の不調ということで、兎に角情けなさだけが募る毎日です。
この間まで運動不足から発症した炎症かと軽く考えていたのだが、3週間位経過した今も容体の改善がないことから原因を探ってみた。不図思い出したのは…この間の東日本大震災後の東北視察旅行の際、大雨の乳頭温泉(秋田県)で、①滑り易い木道を、②滑り易いゴムサンダルで歩いていて‥転んだ事件でした??。
他の人達が居たので、尻餅をつかず‥左腕で格好よくリカバリーした積もりでいましたが(温泉♨湯治や飲酒?で一時的に和らいでいたので忘れてた‥)、それから痛みが始まったということ‼
その間、自分では筋を伸ばしたり…腕をグルグル回したり…兎に角、運動不足系が原因と勝手に思い込んでいたため、更に症状を悪化させる作動系の間違った対症療法を毎日続けていた訳です?。当然ながら、打撲なのか…骨折なのか(多分これはないでしょうが?)…動かさず安静系の治療をベースにすべきことからすると、まるで真反対の選択をしてしまいました。

翻って業としている企業経営の世界を考えてみました。この20年間の支援過程で出遭った色んな企業の絵が走馬灯の如く頭に浮かんできました。
①経営者(経営陣)が部下を信頼できず…貴重な現場情報を汲み上げることなく唯我独尊の命令で誤った方向に会社を導いて業況悪化を招来してしまった企業は数多。こうしたケースは高齢経営者のワンマン企業に多く見られ、若手社員や後継者を適切に育てて来なかった風通しの悪い企業の行く末です。
②この間、NHK番組「プロフェッショナル仕事の流儀」に登場した某地元信用組合。そこは全国的にも優れた金融機関として評価されていて、番組構成上も一見すると素晴らしいと思われるものでした。ところが…私だけでなく仕事上絡んだ方の裏評は逆のもので、悪い会社の例示としてよく言われる有能な社員の退社(定着率の悪さ)が横行しているのは地元では知る人ぞ知る周知の内情だ。
①②の何れも…組織内部の人間ほど、真剣に行く末を憂える人はいない訳で、上に立つ人間は心して自覚して措かなければならないこと。
多くの現象の背景にある…多くの原因、その中から真因を的確に捉え正しい経営を行うことの難しさゆえ、「実るほど首を垂れる」如き謙虚な姿勢が求められます。
(※写真:久々に晴天の3連休…おとなしく?犬散歩(静養)、ひじ痛サポーター)