日本経営品質賞アセスメント基準の再改訂(2016年度)

JQA日本経営品質賞は、顧客の視点から経営を見直し自己革新を通じて顧客の求める価値を創造し続ける組織を表彰することを目的として、1995年12月に世界基準の経営品質向上プログラムを導入・創設されました。その後、20年の歳月を重ねる中、時代の変遷に適合するため″ものさし″であるアセスメント基準書が幾度となく見直されており、今回は前回2014年度以来の改訂で経営を「部分」ではなく、より「全体」として振り返ることを促進する視点からの改訂ということで、″全体最適″支援を標榜する当事務所の基本的考え方に更に近づいたものと自認します。
経営を見る視点であるCat.カテゴリーについても、前基準のCat.1「リーダーシップと社会的責任」がCat.1「リーダーシップ」Cat.2「社会的責任」に分解され、Cat.3「情報マネジメント」が他のカテゴリーに吸収され《組織》フレームから外れるなどの骨格の変更がなされたほか、これまでの矛盾点や重複箇所等が整理統合されて全体的にわかり易く簡潔明瞭なものになったとの印象があります。
なお、Cat.7「活動結果」の配点は400点から450点に高まり、1,000点満点の45%が業績を中心とした経営成果で評価されるという点は、一朝一夕の短期的な取り組みではなく中長期の継続的な革新努力の結果として優れた経営が実現するという至極当然の評点アップと捉えられます。

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