【経営のプチ勘所vol.6 目利き】
昨日から某銀行の「目利き能力養成研修」後半2日間が始まり、山の上の研修所に来ております。
ここで言う「目利き」とは、監督官庁の金融庁が地域金融機関に要請している能力のこと。私も元銀行員だったので理解出来るのですが、日常業務では中々身に付かない謂わば“永遠の課題”です。
昨日は会社訪問して中間の仮説ネゴ、夜も23時までみっちり協議し、今日は最終5日目なので夕方までに提案書にまとめる作業が佳境を迎えています。
この研修は去年スタートして、今回は第3期生のメンバー18名が頑張っています。
彼らは受講後、法人融資中核店(約100店に各1名配置)で“目利き”行員として期待される面々。更に今秋からは、彼らの中から厳選して30名の融資マイスターをつくるんだそうで、全国的にも最先端の“目利き”養成研修として注目されています。
研修では6人チームで助け合いながら、生の取引先中小企業を題材に、全く答えのない中から思考方法の徹底トレーニングにより、個別事情に最も合った業績アップの方策を考えてくれています。
今回も皆なでやれば出来る…というレベルまで育ちました。後は独り立ち…日常実務の中で高い意識を保持し続け、経験を蓄積して取引先の役に立つ“目利き”行員として活躍を期待したいものです。